Created 2024年1月26日17:07
Updated 2024年2月9日14:10
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自宅サーバー
買ったやつ
先日発売されたMinisforumのMS-01を買って実際に1週間程度使ったのでレビューします。
唯一無二の特徴を誇る素晴らしいPCだと思います。とにかく小さいのにパワフルで、性能や使い勝手にも妥協がありません。
マジで買ってよかったと思えるPCなので、ぜひ検討してみてください!
(もしこちらの記事が参考になったらこのリンクから買っていただけると少しインセンティブが入ります。気が向いたらここから買っていただけると嬉しいです)
ちなみに私はi9-13900Hのベアボーンを買いました。構成はこんな感じです。
RAMは48GB x 2 = 96GBまで入るらしいです。DDR5-5200Mhzまで対応なので、フルスペックは出てないですね。
私は普段5枚のディスプレイ(4枚 + 1枚はイラスト用の液タブ)を使って作業をしています。
5枚も何に使うんだよというツッコミはさておき、5枚のディスプレイが出力できるPCって意外とないですよね。自作PCなら構成を考えればそれなりに対応できますが、高性能かつ小型PCでこの要件を満たすものはほぼないでしょう。
MS-01は内蔵GPUで3枚のディスプレイを増設でき、PCIeでグラボからも出せるので簡単にたくさんのディスプレイを出力できます。
私は当初SapphireのRadeon RX-6400を使ってディスプレイを追加で2枚増設していたのですが、後日秋葉原で良さげな価格のQuadro P1000を見つけたのでそちらに換装しました。これでMini DPx4が増設でき、ディスプレイが7枚接続できるようになりました。
背面IOが変態PCって感じでマジで最高です。
公式にメールで聞いたところグラボは長さ170mm・消費電力は70Wまで対応しているみたいです(メールで確認はしましたが、参考程度でお願いします)。SapphireのRX-6400はギリギリ入りました。たぶん玄人志向のも入ると思います。
こういった高い要求にも応えてくれるあたり、ワークステーション向けのPCって感じですね。ただし、内蔵GPUと外部GPU両方から出力するにはBIOSの設定を変更する必要があります。
↓画像はSapphireのRX-6400を入れたところ。背面のDPとHDMIがかなりギリギリのため、薄いケーブルを使わないと接続が難しい点は注意
これは刺さる方には刺さると思うのですが、SFP+をデフォルトで2ポート搭載してます。
自宅のSFP+ネットワークに接続したところ、NASとのやりとりが高速になりめちゃくちゃ快適になりました。10GB超えのファイルのサクサクコピーできます。
この小ささでSFP+が刺さってNASと高速でファイルがやり取りできるのは本当にありがたい…
なお、通常のHDD NASだとそんなに速度が出ないので複数台のRAID-ZやNVMe SSDのNASで試すと効果を実感できるかもしれません(↑の場合9台のRAID-Z2のNASです)
1週間ほど使いましたが、性能面での不安は全くありません。起動も速く、ちょっとした作業やブラウジングでもたつきも無く、サクサク動作しています。
イラストを描いたりプログラミングしたりするのも快適です。全てにおいて優秀なスペックを持ったPCと言えそうです。まぁ12th Core i9にDDR5 RAMにPCIe Gen 4のSSDですから当然といえば当然ですが…
ただ、ゲーミングの性能を求めるなら別のPCを選んだほうが良いかもしれません。現状1スロットでロープロのグラボなんてたいした性能が出ないので、モバイル向けのGPUや、何なら一部のiGPUよりも性能は下回るかもしれません。
冒頭にも書きましたが、こちらの記事が参考になったらこのリンクから買っていただけると少しインセンティブが入ります。気が向いたらで大丈夫なので良ければ使ってあげてください。