シェアハウスのNASケースをSilverStone CS380に移行した

Created 2023年12月31日18:13
Updated 2024年1月3日18:48
Categories 自宅サーバー FreeNAS

導入のきっかけ

年末の大掃除を機に、今まで色々と問題のあったNASの再構築を決めました。

色々と調べた結果、SilverStoneのCS380というPCケースを購入しました。いまどき多くのHDDを収容できるケースは珍しく、今回の要件を満たすものがこれくらいしかなかったからです。

ケースの検討については別途こちらの記事でやっているので、小さいNASを組みたい人とかは良ければ見てやってください。

移行してよかったこと

移行して良かったなと思ったのは以下の点でした。

  • ホットスワップ対応のHDDベイ: フロントに8台のHDDベイがあり、スロットに差し込むだけで簡単にHDDが交換できます。いままでの運用でも2台ほどHDDが壊れているので、マザボから直接SATA端子を接続しなくても交換ができるのは大きなメリットです。
  • 5インチベイ: 2つの5インチベイがあり、必要に応じてHDDケースを追加できます。私はホットスワップ対応のHDDケースを追加して、9台のHDDをホットスワップ可能にする構成で使っています。
  • マザーボードの選択の自由: ATXサイズのマザーボードを搭載できるため拡張性が高いです。10G NICやSATAポートを無限に増やせるPCIカードなど追加し放題です。
  • モニタリングの向上: RAIDコントローラーを介さずにHDDを直接接続したので、以前には取得できなかった各HDDの温度などのメトリクスが取得可能になりました。

移行前のNAS環境

以前はHP Microserver Gen8でNASを構築していました。最大4台のHDDしか搭載できず、HDDケースを使ってPCケース外にHDDを接続しており、RAIDコントローラーを使って11台のHDDを認識させていました。

2TBが4台、残りは4TBです。RAIDコントローラーを使って2TBのHDDを疑似的に4TBとして機能させていました。

新ノードへの移行

TrueNASを使用して、4TBのHDD9台をRAID-Z2構成で組み、合計約25TBのストレージを構築していました。

RAID-ZではRAIDコントローラーを使用しない方が好ましいため、移行後は4TBのHDDに統一し、HDDの総数を9台にしました。移行方法については本題とは逸れるため割愛しますが、設定ファイルをexportして別のTrueNASマシンで読み込むだけなのでめちゃくちゃ簡単にできました。

結論

SilverStoneのCS380は拡張性、ホットスワップ対応のHDDベイ、そしてATXマザボのサポートにより、今回のNASの移行には最適なケースでした。

NASの物理的なサイズは大きくなりましたが、HDDの交換がしやすくなったり10G化できたりでメリットは多かったかなと思います。NASのPCケースで悩んでいる方がいたら参考にしてみてください。

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